単身赴任で夫のいない生活は、慣れてしまえば気楽で快適ですよね。
単身赴任中の夫が帰ってくる日が憂うつでイライラする原因は「夫がいることによる非日常」に対するストレスが増えるからではないでしょうか。
本当なら楽しく家族の時間を過ごしたいのに、夫の姿を見るだけでイライラしてしまう…
久しぶりに帰ってくる、休日の1~2日間を過ごすだけなのに、単身赴任夫の帰宅はなぜこんなにもストレスが溜まるのかを筆者の体験談とともに深堀りしていきます。
【体験談】単身赴任中の夫が帰ってくるとストレスがたまる

単身赴任をしていた筆者の元夫は2週間に1度のペースで自宅に帰ってきていました。そのため、月に4日間ほどしか顔を合わせない。
単身赴任ではない家庭よりも、夫から受けるストレスははるかに少ないはずなのに、帰ってくることが憂うつでした。
何か理由をつけて帰ってこないように仕向けるも、毎回そうも行かず。

「子どもに会いたい」と言われたら断りにくいですよね。
元夫は家事や育児に協力的でなく夫婦仲も良好とはいえない状況にくわえ、単身赴任を良いことに浮気をするようになっていたので、本当にストレスでした・・・。
>>使えない旦那がいないワンオペ生活はストレスフリーでしかない。
単身赴任夫の帰宅により増えるストレス
夫の帰宅により増える妻のストレスは、以下の4つが主な原因であると考えられます。

夫が単身赴任になり、大変なはずのワンオペ生活も、慣れるとそれが「普通」になり「快適」へと変わっていきます。
「そもそも嫌い」というアドバンテージがある場合もありますが、単身赴任夫が帰ってくる日は「イレギュラー対応」が増え、妻はいつも以上に疲れる。
家事量が増える

大人一人分の家事量は、思った以上に多いですよね。
- 用意する食事の量
- 洗濯物や洗い物、ゴミの量が増える
- ものの位置が変わる
夫が帰宅しようがしまいが、子どもにかかる家事量と母親業の量は変わらない。
さらにはシャワーヘッドの位置がいつもと違う場所になったり、便座のフタや使ったものを元の位置に戻さない状況にプチストレスがたまる・・・
そのうえでこれだけの家事負担が増えるということは、妻の身体的・精神的ストレスが増大する以外にないですよね。
夫に無駄に消耗させられる

1日の体力や気力は子どものためにとっておきたい。
それなのに、夫によって妻のHPはジワジワと消耗させられます。
- うざいドヤ話
「仕事が大変だ」「俺が帰ってくると助かるだろ?」 - 探してから聞いてくれ
「ソースどこにある?わさびある?」 - 妻への干渉
「最近何してた?」「コレ何?」「どこで買った?」「いくらした?」 - いらん自分語り
妻に質問しておきながら、結局自分の話
このような妻にとってどうでもいい会話に神経がすり減り、消耗させられます。

子どもも見ているし聞いているだけに、イライラさせられる話への対応には気をつかう。
子どもにかかる業務量は変わらない

夫が子どもの遊び相手をしてくれたり、子どもの世話をしてくれれば助かるのですがそうでもない。
しまいには「家にいるときくらい、休ませてくれ」と言って、寝転がる。妻がイライラするのは当然ですよね。
家は旅館ではない。
「お皿洗いやってほしい」と言われて、渋々やっているようではいないほうがマシ。
夫からの「あれやろうか?」「◯◯ってどうやってやるの?」などというラリーがもう面倒くさい。

黙ってさっさとやってくれ!分からんことはネットで検索してくれ!

子どもが「パパー!!」と話しかけてもうわの空、聞いているのか聞いていないのかわからないようなテキトーな返事。
遠方でひとり仕事を頑張ってくれているのはありがたいと思っているが、帰ってくるなりお客様気分でゴロゴロと横になり、スマホかゲームをしているようでは、自宅に居場所がなくなるのは当然です。

…何のために帰ってきているの?
夫が出てきた直後にトイレに入りたくなった時、「ああ、早く平日になれ…」と何度思ったことか。
>>単身赴任の終了…再びやってくる夫との生活はストレスしかない
単身赴任が夫婦関係を変えてしまったのか

単身赴任がすべてを変えてしまったとは言いきれません。
筆者のように、単身赴任になる前(同居中)の夫との関係性や関わり方、夫の家事や育児への参加度も大いに影響している場合もあると思います。
ただし、それまでが良好な夫婦関係だったとしても、単身赴任によって「夫のいない生活の快適さ」を知ってしまったことは、イライラの原因につながっていると言えるのではないでしょうか。
単身赴任夫にどうしてもらいたいのか
妻がイライラしないためには単身赴任から帰省した夫の「過ごし方」が何よりも肝心であることは間違いありません。
「単身赴任から帰ってきてほしくない」と感じる心理から、夫にどうしてもらいたいのかを考察してみました。

小さい子どもがいるなど家庭の状況によって、夫に最低限守ってもらいたいラインは変わってくると思います。
上であげた「帰ってきてほしくない」と感じる6つの理由から紐解く、抑えてもらいたいポイントは3つ。
単身赴任夫が気をつけるべきポイント
- 家族との時間を大切にする
- 妻は仕事、家事、育児を1人で担っていることを忘れない
- お客様気分で帰ってこない
夫に家事をやってもらうためには、夫がチャレンジしやすいようなお願いごとから頼り、相手も応じやすい状況を作る必要があります。
妻は「やって当然」という気持ちは一旦飲み込み、単身赴任夫は「帰ってきた時くらいゆっくりさせてくれ」という考えも捨てましょう。
単身赴任が半年なら、同居生活に慣れるまでに半年、単身赴任が1年ならば、同居に慣れるまでに一年かかる
週末に数日帰ってくることがストレスでしかないのは、仕方がないのかもしれませんね。
亭主元気で留守が良い
夫婦といえど所詮は他人。物理的に離れてしまえば、心の距離も離れてしまうことだってあります。
子育ての悩みを共有できない、頼りたいときに頼れない、家事育児を1人で背負って自由もないのにその気持を分かってくれない、そのような怒りもありますよね。
”亭主元気で留守が良い”とはよく言ったもので、筆者なりにアレンジして言わせてもらうと「亭主は留守でいい。仕事できるくらい最低限の健康があればいい」(ひどい)