モラハラ夫は、自分が悪いと思っても絶対に謝りません。
少なくとも、妻に謝るなんてことはありません。
「なんでウチの旦那は謝ってくれないの?」
「モラハラ夫にどう謝罪させればいいの?」
この記事は、こんな悩みを持つ方に向けて書きました。
この記事でわかること
- モラハラ夫が謝らない理由
- モラハラ夫が自分の非に気付いたら?
- モラハラ夫が謝るとき
- 謝れないモラハラ夫の対処法
モラハラ夫からの謝罪は、求めてはいけません。
モラハラ夫は、どれだけ頑張ってもあなたが求めるような謝罪をすることができないのです。
では、その理由を次より詳しく解説していきます。
モラハラ夫が謝らない理由
モラハラ夫が謝らない理由は、モラハラ夫特有の考え方と特徴にあります。
悪いと思っていない
「オレは悪くないのに、なぜ謝らないといけないんだ」
モラハラ夫はこう思っています。
どれだけ妻が傷ついても、どんな暴言を吐こうとも、自分は悪くないと本気で思っています。
「暴言を言わせるようなことをする、お前が悪い」
「俺を怒らせるようなことをした、お前が悪い」
と、暴言を吐いて人を傷つけたことは棚に上げて、相手を加害者にしたてようとします。

悪いことをしても 謝らずに済んできた
悪いことをしたときには「ごめんなさい」というようにしつけをされてこなかったというパターンです。
ご飯を食べるときは「いただきます」、よその家に入るときには「お邪魔します」など、幼い頃からしつけとして繰り返し行われてきたことが習慣になっていないことが原因のひとつ。

そのため、モラハラ夫の両親も同類の人種である可能性が非常に高いといえます。
妻を格下に見ている
モラハラ夫はプライドが非常に高い傾向にあります。
そして、モラハラ夫は「妻にだけは負けたくない」という気持ちから、妻を見下し、つまらないマウントを取り続けます。
会社や友人には平然と謝ることができても、格下だと思っている妻に対しては、嘘でも絶対に謝ることができないのです。
謝ったら負けだと思っている
モラハラ夫は、自分が謝罪したら「相手に屈服させられている」「負ける」と考えています。
短期的で短絡的思考しかないモラハラ夫は、目の前の勝負だけに固執する傾向があります。
そのため、謝るどころか、その場を勝つために後先考えず暴言を吐き、相手を傷つけてしまうのです。
相手が呆れて身を引けば「自分が正しい、自分が勝った」と誤解をし、本質が理解されないまま本人は満足。
相手の反感を買ったためにその後がどうなるかまで、思考が及びません。
自分の価値が下がると思っている
モラハラ夫は、妻に対して優位に立っていないと自分の存在価値が下がると思っています。
「自分は優れている」「特別な人間だ」と過度に思い込んでいるモラハラ夫は、サイコパスであるケースが非常に多いのはこのためです。
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劣等感の塊であるモラハラ夫は、謝る=自分が悪かったことを認める ⇒ 自分の価値が下がる という思考なため、謝ることで妻に見下されてしまうとビビっているのです。

ここがモラハラの独特の考え方です。
逆に言えば、妻が謝ることで「悪いことをしたお前は、謝ったことで自分の価値が低いということを認めた」と思うのです。
モラハラ人間の世界では「価値のない人間はとことん追い詰める」という独特のルールがあるので、格下に見た人物に対してはとことん追い詰めるような言動や行動をして、モラハラをエスカレートさせていきます。
自分に自信がないからこそ、威張って大きく見せようとしている劣等感の塊なのです。
モラハラ夫が「自分の非」に気付いたら
周囲からの協力や指摘、または妻の努力の甲斐あって、モラハラ夫が「自分が悪かった」「俺が間違っていた」と気がついた時はどうするでしょうか。

では、どうするのかというと、
- ごまかす
- 言い訳をする
- 話の論点をすり替える
- 逃げる
- 「お互い様だ」と逆ギレする
たとえ自分が悪いと気付いても、まとにも謝ることはできません。
自分が悪いということは棚に上げて、言い訳をしたり、話の論点をすり替え、しまいには「謝って欲しいならお前が謝れ!」と相手に非を持たせようとしてくるのです。
モラハラ夫は、妻の気持ちが分からない部分もありながら、妻が望んでいることほど何が何でもやりたくありません。

モラハラ夫が謝るとき
これまで頑なに謝らなかったモラハラ夫でも、謝れるときがあります。
それは「自分が損するとき」です。
モラハラ夫は、損得勘定で生きているため損をすることが大嫌いです。
そのため、謝ったほうが得だなと思ったときにはあっさり自分の非を認めて謝ります。
ですが、それはただのパフォーマンスに過ぎません。
自分が損をしないために謝るという体裁をとっているだけで、心からの謝罪ではありません。
謝らないモラハラ夫にとるべき対処法4つ
モラハラ夫の生態は、理解できなくて当然です。
そのため、モラハラ夫からの謝罪は期待するだけムダです。
ですが、それでは妻のイライラは収まらないし夫婦関係だけでなく家族の関係にも悪影響を及ぼしてしまいますよね。
そこで妻がとるべき対処法は次の4つです。
- 無になる
- 妻が悪くないときは謝らなくてよい
- 非を責めて謝罪を要求しない
- これからどうするかに焦点を当てる
モラハラの口車に乗せられて「自分が悪かったのかな?」とつい謝ってしまったり、もう面倒くさいからと早く話を終わらせるために謝ってしまうのは辞めましょう。

あなたは悪くなければ謝る必要はありません。
また、モラハラ夫に謝罪を求めようと、あなたから不必要に謝る必要もありません。
意固地に謝れないモラハラ夫に、非を認めさせるのは逆効果です。
これからどうするのか、改善するためにはどうしたらいいのかということに焦点をあてて話し合いをしていく方向に舵を切りましょう。
まとめ
モラハラ夫は、劣等感の塊です。
自分の存在価値を認めさせるために、妻を格下に見てマウントをとり続けるため、「謝る」なんてことは絶対にできません。
妻からすれば、その行動全てがバカバカしいのですが、本人はそうすることでしか自尊心を満たすことができないのです。
モラハラ夫からの謝罪は、いくら求めてもあなたが思うようなものは得られません。
「モラハラ夫に謝らせる」ことに固執するのではなく、モラハラ夫からの攻撃を被らないことに目を向ける必要がありますね。