離活

離婚を後悔する理由とやっておきたい準備

「離婚」は、結婚と同じく人生の大きな決断であり大きな節目になります。

離婚を目の前にした時、しっかり心の整理がついている状態なら、新しい生活にすんなり入っていけますが、経済的な苦悩やさまざまな困難をきっかけに離婚を後悔する人は少なくありません。

 

「離婚したあとに後悔しないかな…」

「離婚後にひとりでやっていけるのか不安」

という方は、この記事を読めば、離婚後に後悔しないためにやっておきたい準備が分かります。

 

「あの時、こうしておけばよかった…!」

と後悔したくない方は、ぜひ最後までお読みください。

 

離婚を後悔する理由

ストレスや苦しみから開放されるため、幸せになるために離婚をしたのにも関わらず、離婚を後悔する人も少なくありません。

離婚を後悔する理由には、離婚のデメリット7つに起因しているといえます。

  1.  経済的な不安
  2.  社会的信用を失う
  3.  子どもに父親がいなくなる
  4.  1人で父親・母親の役割をすることが大変
  5.  老後1人で生きていく可能性がある
  6.  世間体が気になる
  7.  職に就きづらい

それぞれの詳しい内容は、こちらの記事でご確認ください。

>>離婚のデメリット

 

離婚を後悔しないためにやっておきたい準備

苦労して離婚を成立させたとしても、さまざまな形で後悔に直面することは十分ありえます。

しかし、できることなら後悔しないようにしたいですよね。

離婚に後悔しないためにやっておきたい準備をご紹介します。

 

「離婚」以外に今できることはないかを考える

「あのときこうしていればよかった」と思うだろうと予測できることは、離婚前にやっておきましょう。

夫婦関係が修復できる可能性が十分あるのに、それを試みずに離婚という選択をしてしまうと後悔する可能性も高くなります。

 

感情を優先させる前に、夫婦関係が修復できないかを考えてみましょう。

  • お互いの価値観の違いを埋める努力はしたか
  • 自分の考えに固執しすぎていないか
  • 不倫の再発を防ぐ努力は可能か
それでも夫婦の溝が埋められないのなら、離婚になっても仕方がないのかもしれません。

 

 迷っているうちは離婚しない

本当に離婚してしまった良いのか、できることなら離婚をせずやっていきたい…など離婚に迷いがあるうちは、離婚すべきではありません。

迷いながら離婚すれば、離婚後に苦労したときや困難な場面に直面したときに、後悔するでしょう。

 

離婚はいつでもできます。

その気持ちが固まってから離婚しても、決して遅くありません。

 

復縁することを視野に入れない

後悔しないために離婚前に考えたいこと1つ目は「初めから復縁することは視野に入れない」ということです。

離婚というものは、夫婦になるために交わした契約を破棄するとても大きな現実なのです。

ですから「もしも後悔したら復縁すれば良い」という安易な気持ちでは、後悔する離婚に繋がってしまいます。

復縁することは視野に入れずに、強い覚悟を持つことが大切です。

 

証拠集め

離婚したい原因が不倫や浮気の場合、配偶者や浮気相手に慰謝料を請求できることもあります。

そのためには、離婚する理由に値する証拠を準備しておきましょう。

相手との話し合いで決着が付かない場合は、裁判にもつれ込む可能性があります。

 

また、DVが理由で離婚を考えている場合は、怪我をした箇所の写真や、病院の診断書、暴力を振るわれた時の声の録音や日記をつけておくようにしましょう。

 

どのようなものが証拠として認められるのかはこちらの記事でご確認ください。

 

>>不貞・浮気の証拠になるものならないもの

こちらもCHECK

 

離婚後の住まいの確保

離婚後、それまで住んでいた家に引き続き住めるのなら、住居については何の問題もありません。

自分1人ならどんなところでもよいけれど、子どもと一緒に住むことを考えると離婚後の住まいをどうするかは悩みの一つ。

そのうえで、考えられる住まいの選択肢が以下の5つです。

離婚後の住まい5つの選択肢

  • 実家に帰る
  • 婚姻中の住まいに住む
  • 賃貸住宅に住む
  • 公営住宅に住む
  • 自宅を購入する

学区を変えたくない、友人や身内の近所がいいなど様々な理由もあるため、将来的なことも見据えて考えましょう。

 

相手の財産の把握

離婚する際の離婚理由を問わず、婚姻中に取得した共有の財産を清算することを「財産分与」といいます。

共有財産とは、家財道具・不動産・預金・車・有価証券・掛け捨てではない生命保険などが対象です。

相手の財産を把握せず、いきなり離婚を告げてしまうと相手が財産を隠してしまう可能性も。

離婚を急いで損をしないために、夫婦の預貯金、保険、有価証券(株式や有価証券)、給与明細や源泉徴収票、ローンの内容をしっかりチェックしておきましょう。

 

>>離婚の財産分与、へそくりや隠し財産はバレる?犯罪になる?

こちらもCHECK

 

経済的な見通しを立てる

離婚をしたあと、自分ひとりであれば何とか生きていくことは可能ですが、子どもを抱えている場合は子どもの養育費の心配が付いて回ります。

協議離婚という話し合いで相手と決着をつけた場合、養育費は口約束のようなもの。

時間が経つにつれ入金が無くなるというケースも多いのが現状です。

 

お金についての取り込めごとは、後に取り返しのつかない事態となるためしっかりと想定して「離婚公正証書」に残しましょう。

暴力などで怪我の恐れがある場合を除いて、離婚を決めたら生活費の確保を進めながらその他の準備も並行しておこないましょう。

 

離婚をして良かった!と思える人生に

離婚というものは、簡単な気持ちや生半可な覚悟でしていいものではありません。

ですが、自分の人生の意味さえ見失いそうになっている場合には、強い覚悟と信念を持って離婚するべきです。

 

一番大切なのは「後悔のない離婚をすること」。

 

離婚をして後悔をすることが想定できる場合には、今は離婚するタイミングではありません。

離婚を後悔しないために、じっくりと考えてその答えを見つけてみてください。

-離活